はじめに:全部「Sorry?」で済ませていませんか?
英語でビジネス会議やオンラインミーティングをしていると、つい何でも Sorry? で聞き直してしまいがちです。
しかし、Sorry? / Could you say that again? / I’m sorry, I didn’t catch that. を使い分けると、「軽く聞き直す」「ていねいに聞き直す」「聞き取れなかったことを正直に伝える」をはっきり区別して伝えられるようになります。
この記事では、この3つの違いを、ビジネス会議でそのまま使える例文と一緒に整理します。
Sorry?「えっ?」と軽く聞き直す
Sorry? は、「えっ、今なんて?」という、短くてカジュアルな聞き直しです。
相手との距離が近いときや、軽い雑談・ラフな打ち合わせなどでよく使われますが、あまりに多用するとそっけない印象になることもあります。
- Sorry?
すみません、今なんとおっしゃいましたか? - Sorry? I didn’t catch that.
すみません、よく聞き取れませんでした。 - Sorry? The connection was a bit unstable.
すみません、回線が少し不安定で聞き取れませんでした。
- 相手が早口で、一部だけ聞き逃したとき。
- カジュアル寄りのオンラインミーティングや雑談中。
- 一言でサッと聞き直したいとき。
Could you say that again?「もう一度、ていねいにお願いします」
Could you say that again? は、「もう一度言っていただけますか?」という、ていねいで無難なビジネス表現です。
Can you よりも Could you の方が柔らかく丁寧で、会議・商談・初対面の相手にも安心して使えます。
- Could you say that again, please?
もう一度おっしゃっていただけますか? - I’m sorry, the connection broke up. Could you say that again?
すみません、回線が途切れてしまいました。もう一度おっしゃっていただけますか? - Could you repeat that last part again?
今の最後の部分をもう一度繰り返していただけますか?
- フォーマル〜セミフォーマルな会議やオンライン商談。
- 大事な数字・締切・条件など、聞き漏らしたくない内容のとき。
- 初めて会う相手・目上の相手に失礼なく聞き直したいとき。
I’m sorry, I didn’t catch that.「聞き取れなかったことを素直に伝える」
I’m sorry, I didn’t catch that. は、「すみません、今のがうまく聞き取れませんでした」という、状況を説明しながら聞き直すイメージです。
自分のせいにしてやわらかく伝えるので、「あなたの英語が悪い」とは決して聞こえず、丁寧で配慮ある印象になります。
- I’m sorry, I didn’t catch that. Could you say that again?
すみません、よく聞き取れませんでした。もう一度おっしゃっていただけますか? - I’m sorry, I didn’t quite catch what you said about the deadline.
すみません、締切についておっしゃったことをうまく聞き取れませんでした。 - I’m sorry, I didn’t catch your last point.
すみません、最後のポイントを聞き取れませんでした。
- 全体的に聞き取りが難しく、説明をもう一度お願いしたいとき。
- こちら側の通信環境・集中力の問題などにしつつ丁寧に伝えたいとき。
- 相手に「ゆっくり・はっきり」話し直してほしいとき。
3つの違いをイメージで整理する
- Sorry?:一言で軽く聞き直す。
- Could you say that again?:丁寧に「もう一度お願いします」と依頼する。
- I’m sorry, I didn’t catch that.:聞き取れなかったことを説明して、言い直しをお願いする。
- Sorry?
→ フランクで短い。「えっ?」に近く、ラフな印象。 - Could you say that again, please?
→ きちんとしたビジネス英語。丁寧で無難。 - I’m sorry, I didn’t catch that. Could you say that again?
→ 自分が聞き取れなかったと認めつつ丁寧に依頼。相手にも配慮が伝わる。
今日からのミニトレーニング
次のステップで、自分の「聞き直す」表現をアップデートしてみてください。
- 最近送った日本語メールや会議メモから、「すみません、もう一度」「よく聞き取れませんでした」と書いた・言った場面を3つピックアップする。
- それぞれの場面が、「一言だけ軽く聞き直す」「丁寧に聞き直す」「聞き取れなかったことを説明する」のどれに近いかを考える。
- それに合わせて、Sorry? / Could you say that again? / I’m sorry, I didn’t catch that. を使って英訳してみる。
例:
- (タイプA:一言で軽く)
えっ、今なんて言いました?
→ Sorry? - (タイプB:丁寧に聞き直す)
すみません、今の部分をもう一度おっしゃっていただけますか。
→ Could you say that again, please? - (タイプC:聞き取れなかった理由も含める)
すみません、回線が少し不安定で、今のお話をきちんと聞き取れませんでした。もう一度説明していただけますか。
→ I’m sorry, the connection was a bit unstable and I didn’t catch that. Could you explain it once more?
次に会議やオンラインミーティングで英語を使うとき、「とりあえず Sorry? でいいや」ではなく、「いま言いたいのはどのタイプか?」と一瞬だけ考えてみてください。
この小さな習慣だけでも、「聞き直す=Sorry? だけ」の状態から抜け出し、場面に合った自然なビジネス英語に近づいていきます。