はじめに:全部「soon」で済ませていませんか?
ビジネスメールやチャットで、つい何でも soon で済ませてしまいがちです。
しかし、soon / shortly / in a moment を使い分けると、「数分〜数時間くらいですぐ」「まもなく(そんなに待たせない)」「今まさに準備中でほぼすぐ」を、自然な英語で言い分けられるようになります。
この記事では、この3つの違いを、メール・チャット・オンライン会議でそのまま使える例文と一緒に整理します。
soon「近い将来(具体的なタイミングはぼんやり)」
soon は、「近いうちに」「そう遠くないうちに」というイメージで、具体的にいつかはぼかした表現です。
スピード感はシチュエーションによって変わり、数分〜数日まで幅広く使われる“ふんわりした”「すぐ」です。
- I’ll get back to you soon.
近いうちにご連絡します。 - We’ll share more information soon.
追って詳細情報を共有いたします。 - I hope to see you again soon.
また近いうちにお会いできればと思います。
- ざっくり「それほど先ではない」くらいだけ伝えたいとき。
- 正確なタイミングはまだ言えないが、放置ではないことだけ伝えたいとき。
- フォーマル〜カジュアルどちらでも使える「無難な soon」がほしいとき。
shortly「かなり“まもなく”(そんなに待たせない)」
shortly は、「まもなく」「ほどなく」「あまり時間を置かずに」というニュアンスで、soon より「近い」イメージです。
数分〜数時間くらいをイメージすることが多く、「今日中/このあとすぐ」などの場面でよく使われます。
- I’ll get back to you shortly.
すぐにご連絡いたします。 - The meeting will start shortly.
間もなく会議を開始いたします。 - You should receive a confirmation email shortly.
確認メールが間もなく届くはずです。
- 「それなりにすぐやります」というスピード感をはっきり出したいとき。
- システムメッセージやアナウンスで「まもなく」を丁寧に伝えたいとき。
- 今日/この数時間以内の対応を匂わせたいとき。
in a moment「もうほぼ今・数分以内」
in a moment は、「もうすぐすぐ」「ほんの少しの間のあとで」というニュアンスで、**3つの中で一番“今に近い”「すぐ」**です。
会議中・通話中など、リアルタイムの場面で「今準備します」「すぐに対応します」と言うときに向いています。
- I’ll share my screen in a moment.
すぐに画面共有します。 - I’ll send you the link in a moment.
すぐリンクをお送りします。 - We’ll start the session in a moment.
まもなくセッションを開始します。
- オンライン会議や電話で、「もう今からやります」と言いたいとき。
- 数秒〜数分レベルの「すぐ」を丁寧に言いたいとき。
- “right now” ほど強くなく、少しだけ余裕を持たせたいとき。
3つの違いをイメージで整理する
- soon:
近いうちに(いつかは状況しだい)。ふんわり広め。 - shortly:
それほど待たせない「まもなく」。数分〜数時間イメージ。 - in a moment:
もう今すぐに近い「少し待って」。数秒〜数分イメージ。
同じような文でも、単語を変えるとスピード感が変わります。
- I’ll get back to you soon.
→ 近いうちに連絡します(今日は無理かも、の余地あり)。 - I’ll get back to you shortly.
→ そんなに待たせません(今日中・このあとすぐのニュアンス)。 - I’ll get back to you in a moment.
→ このあとすぐ(今まさに対応中)連絡します。
今日からのミニトレーニング:「すぐ」を言い分ける
- 最近の日本語メールやチャットから、「すぐ」「まもなく」「少ししたら」と書いた/言った文を3つピックアップする。
- それぞれが「時間はぼかしたい(soon)」「そこまで待たせない(shortly)」「今すぐに近い(in a moment)」のどれに近いかを考える。
- soon / shortly / in a moment を使って英訳してみる。
例:
- すぐにご連絡いたします。
→ I’ll get back to you shortly. - 近いうちに、詳細をご共有します。
→ We’ll share the details with you soon. - すぐリンクをお送りします。
→ I’ll send you the link in a moment.
次にメールや会議で英語を使うとき、「とりあえず全部 soon でいいや」ではなく、「いま言いたいのはどのくらいの“すぐ”か?」と一瞬だけ考えてみてください。
その小さな習慣だけでも、「すぐ=soon 一択」から抜け出し、時間感覚の伝わりやすいビジネス英語に近づいていきます。