はじめに:I’m afraid は「怖い」だけじゃない
afraid は「怖い」と習いますが、ビジネス英語では I’m afraid を使って「残念ながら〜です」「あいにく〜です」と、ネガティブな内容をやわらかく伝える表現として頻出します。
この記事では、I’m afraid のコアイメージから、お断り・悪い知らせ・期待に応えられないときにそのまま使えるフレーズを整理します。
I’m afraid のコアイメージ:「こう言うのは心苦しいけれど…」
I’m afraid のイメージは、「こう言うのは心苦しいけれど、〜なんです」です。
怖がっているわけではなく、相手にとってあまり嬉しくない情報を伝えるときに、トーンをやわらげるクッションとして使います。
- I’m afraid + 文
- I’m afraid we can’t…
- I’m afraid that…
「No」「できません」をそのまま言わず、ワンクッション置くための表現として覚えるのがポイントです。
I’m afraid:やんわり「できません・難しいです」と伝える
- I’m afraid + 主語 + can’t / won’t / don’t…
- I’m afraid we can’t do that.
- I’m afraid I don’t have the answer yet.
- I’m afraid we can’t meet that deadline.
あいにく、その締切には間に合いそうにありません。 - I’m afraid I won’t be able to join the meeting tomorrow.
申し訳ないのですが、明日の会議には参加できそうにありません。 - I’m afraid we don’t have enough resources for this request right now.
残念ながら、現時点ではこのご要望に対応できるリソースがありません。
日本語の「申し訳ないのですが」「あいにく」「残念ながら」に近いクッション表現として使えます。
悪い知らせをやわらげる I’m afraid
- I’m afraid there has been a delay.
あいにく、遅延が発生しています。 - I’m afraid that’s not possible at the moment.
残念ながら、現時点では難しい状況です。 - I’m afraid you’ve got the wrong number.
申し訳ありませんが、おかけの番号が違うようです。
- I’m afraid there’s been a misunderstanding.
あいにく、少し誤解が生じているようです。 - I’m afraid the system is currently unavailable.
申し訳ありませんが、現在システムが利用できない状態です。
ストレートに言うときつく聞こえる内容でも、I’m afraid を付けるだけで印象が柔らかくなります。
sorry / regret / I’m afraid のざっくり使い分け
ネガティブなことを伝える表現を、トーン別に分けると次のようなイメージになります。
- sorry:
カジュアル〜セミフォーマル。「ごめんなさい」「すみません」。 - regret:
フォーマル。「遺憾です」「残念に思います」(書き言葉寄り)。 - I’m afraid:
会話寄り。「こう言うのは心苦しいですが」「あいにく」。
同じような文でもニュアンスが変わります。
- I’m sorry, we can’t do that.
→ ごめんなさい、これはできません。 - We regret that we can’t do that.
→ それができないことを遺憾に思っております(文書的・フォーマル)。 - I’m afraid we can’t do that.
→ あいにく、それは難しいです(会話で一番よく使う柔らかい言い方)。
状況や相手との距離感に合わせて、どれを選ぶかをコントロールできると便利です。
I’m afraid を使ったミニ会話(会議/メール)
- A:Can we finish this by tomorrow?
これ、明日までに終わらせられますか。 - B:I’m afraid that might be difficult. We’ll probably need until Friday.
申し訳ないのですが、少し難しいかもしれません。おそらく金曜日まで必要になりそうです。
- Thank you for your suggestion.
ご提案ありがとうございます。 - I’m afraid we won’t be able to implement it in this release, but we’ll keep it in mind for future updates.
あいにく今回のリリースでは実装が難しいのですが、今後のアップデートの候補として検討させていただきます。
「No」と言わずに「I’m afraid +説明」にすると、柔らかく丁寧な印象を保てます。
今日からのミニトレーニング:I’m afraid を自分ごとにする
- 最近の日本語メールやチャットから、「申し訳ないのですが」「あいにく」「残念ながら」と書いた/言った文を3つピックアップする。
- それぞれが「できないと伝える」「悪い状況を伝える」「訂正を伝える」のどれに近いかを考える。
- I’m afraid + 文を使って英訳してみる。
例:
- 申し訳ないのですが、今回は見送らせてください。
→ I’m afraid we’ll have to pass this time. - あいにく、その日は予定が合いません。
→ I’m afraid I’m not available on that day. - 残念ながら、こちらの希望どおりにはいきませんでした。
→ I’m afraid things didn’t go as we had hoped.
次に断りやネガティブな連絡をするとき、「とりあえず No / can’t でいいや」ではなく、「ここは I’m afraid を付けてワンクッション置けないか?」と一瞬だけ考えてみてください。
その小さな意識づけだけでも、I’m afraid を軸にした、角の立たないビジネス英語にぐっと近づきます。