はじめに:全部「consider」で済ませていませんか?
英語で企画会議やメールのやりとりをしていると、つい何でも consider で済ませてしまいがちです。
しかし、consider / review / explore を使い分けると、「前向きに検討する」「内容を見直す」「可能性を探る」をはっきり区別して伝えられるようになります。
この記事では、この3つの違いを、企画会議やオンラインミーティングでそのまま使える例文と一緒に整理します。
consider「前向きに考える・検討する」
consider は、「選択肢として真剣に考える」という、一番よく使う「検討する」です。
相手の提案を前向きに受け止めていることを示すときにぴったりで、ビジネスメールでも会議でも万能です。
- We will consider your proposal and get back to you next week.
ご提案内容を検討のうえ、来週ご連絡いたします。 - Could you consider adding this feature to the next release?
次回リリースへのこの機能追加をご検討いただけますか。 - I’ll consider your feedback when updating the plan.
計画を更新する際には、いただいたフィードバックを検討に入れます。
提案・依頼を前向きに受け止めていることを示したいとき
「却下ではないが、まだ決めていない」状態を丁寧に伝えたいとき
社外メールでも違和感のない、無難な「検討する」にしたいとき
review「見直す・再評価する」
review は、「既にあるものを見直して、評価し直す」というニュアンスです。
企画・資料・進捗などを、改めてチェックして改善点を洗い出すイメージで使われます。
- Let’s review the current marketing plan before we decide on the budget.
予算を決める前に、現行のマーケティングプランを見直しましょう。 - Could you review the draft and let me know your comments?
このドラフトをご確認のうえ、ご意見をお知らせいただけますか。 - We need to review our priorities for next quarter.
来期の優先事項を見直す必要があります。
すでにある企画・資料・方針を「見直す」と言いたいとき
レビュー会議(review meeting)のアジェンダとして「企画を検討する」とき
「検討する」より、「チェック+フィードバック」のニュアンスを強く出したいとき
explore「選択肢・可能性を探る」
explore は、「探検する」と同じ語で、未知の選択肢・可能性を探っていくイメージです。
まだ具体的な案がない段階で、方向性やオプションを広く検討するときに使います。
- We should explore other options before making a final decision.
最終決定を下す前に、他の選択肢も検討すべきです。 - Our team is exploring new markets in Asia.
当社チームは、アジアでの新しい市場を検討しています。 - Let’s explore different approaches to reduce costs.
コスト削減のために、さまざまなアプローチを検討してみましょう。
まだ具体案はないが、「可能性を探っている」段階を表したいとき
新市場・新サービス・新しいやり方など「未知の領域」を検討するとき
「単に考える」よりも、積極的に調査・試行している感じを出したいとき
3つの違いをイメージで整理する
ざっくりまとめると、次のように使い分けられます。
- consider:提案・案を前向きに検討する
- review:既存のものを見直して再評価する
- explore:新しい選択肢や可能性を探る
同じような文でも、単語を変えるとニュアンスが変わります。
- We’ll consider your idea.
→ あなたのアイデアを候補の一つとして前向きに検討します。 - We’ll review your idea.
→ 既存の計画との整合性や影響も含めて、内容を詳しく見直します。 - We’ll explore your idea.
→ そのアイデアをきっかけに、関連する可能性も含めて広く検討してみます。
今日からのミニトレーニング
最近の日本語メールから、「ご検討」「検討させてください」という文を3つピックアップする。
それぞれが、「前向きな検討」「見直し」「可能性探り」のどれに近いかを考える。
それに合わせて、consider / review / explore を使って英訳してみる。
例:
- ご提案の内容を社内で検討のうえ、改めてご連絡いたします。
→ We will consider your proposal internally and get back to you. - 現行のキャンペーン施策をいったん見直したいと考えています。
→ We’d like to review our current campaign initiatives. - 海外展開の可能性について、引き続き検討を進めてまいります。
→ We will continue to explore opportunities for overseas expansion.
この「日本語の検討の中身」を3タイプに分けてから英訳する癖をつけると、企画会議やメールでの英語表現がぐっと自然になります。