はじめに:follow up は「催促する」だけじゃない
follow up は「催促する」と覚えている人も多いですが、実際には「前回の話を引き継いで進める」「その後の対応をする」といった、もっと中立的なニュアンスを持つ表現です。
この記事では、follow up のコアイメージから、動詞・名詞それぞれの使い方、メール・会議でそのまま使えるフレーズを整理します。
follow up のコアイメージ:「あとを追いかけて、最後までやりきる」
follow up のイメージは、「一度話題に出たこと・決まったことのあとを追いかけて、最後までやりきる」です。
日本語でいうと「対応する」「後追いする」「その後のフォローをする」が近く、必ずしも「きつい催促」のニュアンスではありません。
- 動詞:to follow up(後追い対応する/フォローする)
- 名詞:a follow-up(フォロー、続きの対応)
会議・メール・チャットのどれでも使える、汎用性の高い表現です。
動詞 follow up:あとからフォローする・確認する
- follow up + on + 名詞
- follow up on the issue
- follow up on our last meeting
- follow up + with + 人
- follow up with the client
- follow up with my manager
- I’ll follow up on this issue and get back to you.
この件についてフォローして、あらためてご連絡します。 - Could you follow up with the client about the contract?
契約の件で、クライアントへのフォローをお願いできますか。 - I’m just following up on my previous email.
先日のメールの件でフォローさせていただいています。
「催促メール」っぽく聞こえがちですが、言い方次第でとても柔らかく使えるのが特徴です。
名詞 follow-up:フォローアップ・続きの対応
- a follow-up + 名詞
- a follow-up email
- a follow-up meeting
- a follow-up call
- as a follow-up to 〜
- as a follow-up to our discussion
- I’ll send you a follow-up email with the details.
詳細はフォローアップのメールでお送りします。 - Let’s schedule a follow-up meeting next week.
来週フォローアップミーティングを設定しましょう。 - As a follow-up to today’s call, I’ve attached the slide deck.
本日の通話のフォローとして、スライド資料を添付しました。
名詞として使うと、「その後の対応」「続きのミーティング」といったニュアンスが出しやすくなります。
催促しすぎない follow up の言い方
相手にプレッシャーをかけすぎずに follow up したいときは、前置きの一言を工夫します。
- I’m just following up on my last email.
先日のメールについて、少しフォローさせていただいています。 - Just following up to see if you had a chance to review this.
こちらご確認の機会があったかどうか、フォローさせていただいています。 - This is a quick follow-up on the action items from our last meeting.
前回の会議でのアクション項目についての簡単なフォローです。
「just」「a quick」「to see if…」などを入れるだけで、ぐっと角が取れた印象になります。
follow up を使ったミニ会話(会議/メール)
- A:We’ll need to check this with legal.
この件は法務に確認が必要ですね。 - B:Okay, I’ll follow up with the legal team and share an update by Friday.
わかりました。法務チームにフォローして、金曜までにアップデートを共有します。
- Hi ○○,
I hope you’re doing well.
Just following up on the proposal I sent last week.
Please let me know if you have any questions or need more information.
Best regards, …
会議では「with 人」「on 物事」、メールでは「I’m just following up on…」が鉄板パターンです。
今日からのミニトレーニング:follow up を自分ごとにする
- 最近の日本語メールから、「念のためご連絡」「前回の件のその後」「フォローさせてください」といった内容の文を3つピックアップする。
- それぞれが「人に連絡する(with 人)」「案件やタスクに対してフォローする(on 〜)」のどちらかを考える。
- follow up / follow-up を使って英訳してみる。
例:
- 先日のメールの件でご連絡いたしました。
→ I’m just following up on my previous email. - この件について、クライアントにフォローさせてください。
→ Let me follow up with the client on this. - 来週、フォローアップのミーティングを設定しましょう。
→ Let’s schedule a follow-up meeting next week.
次にメールや会議で英語を使うとき、「とりあえず remind / check でいいや」ではなく、「ここは follow up で“その後の対応”を表現できないか?」と一瞬だけ考えてみてください。
その小さな意識だけでも、follow up を軸にした自然なビジネス英語にぐっと近づきます。