はじめに:全部「help」で済ませていませんか?
英語でプロジェクト業務の話をしていると、つい何でも help で済ませてしまいがちです。
しかし、help / support / assistance を使い分けると、「手伝ってほしい」「継続的にサポートしてほしい」「フォーマルに支援をお願いしたい」をはっきり区別して伝えられるようになります。
この記事では、この3つの違いを、プロジェクト業務でそのまま使える例文と一緒に整理します。
help「具体的な作業を手伝ってほしい」
help は、「今・目の前の作業を手伝ってほしい」という一番ベーシックな 助ける のイメージです。
カジュアル〜ビジネスまで幅広く使え、内容も「資料作成を手伝う」「タスクを一緒にする」など、具体的な行動をお願いするときにぴったりです。
- Could you help me with this report?
このレポートを手伝ってもらえますか。 - Can you help us prepare the slides for tomorrow’s meeting?
明日の会議用スライドの準備を手伝ってもらえますか。 - Thanks for helping me finish the task on time.
期限どおりにタスクを終えられるよう手伝ってくれてありがとうございます。
- 「この作業」「このタスク」を具体的に手伝ってほしいとき。
- 相手との距離が近めで、そこまで堅苦しくしたくないとき。
- チームメンバーにサッと協力をお願いするとき。
support「継続的に支えてほしい・後方支援してほしい」
support は、「継続的に支える・後ろから支援する」というニュアンスがあります。
単発の「ちょっと手伝う」よりも、プロジェクト全体やチーム運営など、広い範囲を長期的にサポートするイメージです。
- We’d really appreciate it if you could support our team during the rollout.
導入期間中、チームをサポートしていただけると大変助かります。 - Can your team support us with testing and troubleshooting?
テストとトラブルシューティングの面でサポートしていただけますか。 - Thank you for continuously supporting this project.
このプロジェクトを継続的に支えてくださりありがとうございます。
- プロジェクト期間中ずっと関わるようなサポートをお願いしたいとき。
- 技術サポート・運用サポートなど、「役割」としての支援を指したいとき。
- 「一緒にやる」よりも「裏から支える」イメージを出したいとき。
assistance「フォーマルに『ご支援』をお願いする」
assistance は、「支援」「ご協力」といったフォーマル寄りの名詞で、ビジネス文書・メールでよく使われます。
会話で「助けて」と言うときは help / support が自然で、assistance は「ご支援」「サポート体制」「カスタマーサポート」といった書き言葉寄りの印象です。
- We would appreciate your assistance in resolving this issue.
この問題の解決にあたり、ご支援いただけますと幸いです。 - Thank you for your assistance with the implementation.
導入に際しご協力いただき、ありがとうございます。 - If you need any further assistance, please let us know.
追加で支援が必要な場合は、お知らせください。
- 少しかしこまったメール・提案書・報告書などで「ご支援」と書きたいとき。
- 社外の相手や目上の相手に丁寧に協力をお願いしたいとき。
- カスタマーサポート・ヘルプデスクなど、サービスとしての「支援」を指したいとき。
3つの違いをイメージで整理する
- help:具体的な作業やタスクを「手伝う」。
- support:プロジェクトやチームを継続的に「支える」。
- assistance:フォーマルに「ご支援・ご協力」と書きたいときの名詞。
- Could you help me with this task?
→ このタスクを一緒にやってほしい、かなり具体的な「手伝い」。 - Could you support this project?
→ プロジェクト全体を継続的に支えてほしい、役割としての「サポート」。 - We appreciate your assistance on this project.
→ 文書・メールで「ご支援ありがとうございます」と丁寧に書いている感じ。
今日からのミニトレーニング
次のステップで、自分の「助けてほしい」表現をアップデートしてみてください。
- 最近送った日本語メールから、「助けていただき」「サポート」「ご協力」といった表現が入った文を3つピックアップする。
- それぞれの文が、「具体的な作業の手伝い」「継続的な支援」「フォーマルなご支援依頼」のどれに近いかを考える。
- それに合わせて、help / support / assistance を使って英訳してみる。
例:
- (タイプA:具体的な作業の手伝い)
明日の資料作成を少し手伝っていただけますか。
→ Could you help me with tomorrow’s materials? - (タイプB:継続的な支援)
今期のプロジェクト全体をサポートしていただけると助かります。
→ It would be great if you could support us throughout this quarter’s project. - (タイプC:フォーマルなご支援依頼)
今回の導入にあたり、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
→ We would appreciate your assistance with this implementation.
次にメールや会議で英語を使うとき、「とりあえず help でいいや」ではなく、「いま言いたいのはどのタイプか?」と一瞬だけ考えてみてください。
この小さな習慣だけでも、「助けてほしい=help だけ」の状態から抜け出し、場面に合った自然なビジネス英語に近づいていきます。