はじめに
英語を1からやり直そうと思っても、
- 結局、何から手をつければいいか分からない
- いきなり難しい参考書で挫折したことがある
- 「毎日30分」と言われても、具体的な中身がイメージできない
というところで止まってしまうことが多いはずです。
この記事では、「最初の30日間」だけに絞った、1日30分のメニュー を紹介します。
30日で「完璧な英語」が身につくわけではありませんが、
「英語学習が“習慣”として動き出す状態」まで持っていくことをゴールにします。
1〜7日目:まずは「環境づくり」と“軽いウォームアップ”
最初の1週間は、「英語脳を作る」というより、“英語を触ることに慣れる期間” だと考えてください。
- 平日:通勤/朝起きてすぐ/寝る前など、毎日ほぼ必ずある時間を1つ決める。
- その時間を「英語タイム」として、スマホの通知やアラームを設定してしまう。
ポイントは、「時間ができたらやる」ではなく、「この時間になったら英語を開く」ルールにすることです。
- 中学レベルの文法(be動詞・一般動詞・現在形・過去形)だけをざっと確認。
- 各項目につき、例文を3〜5個声に出して読む。
例:
- I’m tired. / He is busy today.
- I work in Tokyo. / She works from home.
- I went to the office yesterday.
「あ、こんなの習ったな」くらいでOK です。
- 今日の仕事、もしくは自分の行動を、英語で1文だけ書く。
例:
- Today, I had three online meetings.
- I’m starting English again from today.
きれいな英語じゃなくて構いません。
「日本語→自分なりの英語に変換する」というスイッチを毎日1回入れることが大事です。
8〜14日目:文法+単語+「3文日記」で基礎を温める
2週目からは、少しだけ量を増やします。
- 現在進行形/未来表現(will, going to)/助動詞(can, must, have to など)を1日1つずつ。
- 例文を声に出して読む → そのうち1つを真似して、自分の文に変えてみる。
例:
- I’m working from home today.
- I’m going to call the client tomorrow.
- 「仕事・生活・時間・頻度」に関する基本単語を中心に。
- 書くより、「見て→声に出して→意味を思い出す」を優先。
- 今日やったこと、明日の予定、不安・楽しみなどを3文。
例:
- Today, I worked on a new project.
- I had a meeting with my boss in the afternoon.
- I need to finish the report by Friday.
この頃になると、「毎日英語を触っている自分」が少しずつできてきます。
15〜21日目:音声+「話す練習」を少しだけ入れてみる
3週目からは、「耳と口」を本格的に動かす パートです。
- 1〜2行の短いフレーズが収録された教材やアプリを使って、
- 音声を聞く
- 一緒に声に出す
- 見ずに言えるか試してみる
例:
- Could you say that again, please?
- I’m afraid I can’t join the meeting tomorrow.
- これまで書いてきた英語日記を読み返しながら、声に出して読む。
- 言いにくいところは、日本語で書き直してから、別の英語にしてもOK。
- オンライン英会話
- 英語で独り言を録音
- シャドーイング(音声にかぶせて話す)
方法は何でもいいので、「日本語を挟まずに連続で英語を話す時間」を週1回だけ作ってみてください。
22〜30日目:「自分の定番フレーズ」を5〜10個作る
最後の1週間は、「これだけは口をついて出てほしい」というフレーズを自分用にストックする週 にします。
例えば:
- メールを書くとき
- オンライン会議の最初の一言
- 仕事の進捗を説明するとき
など、自分の仕事でよくある場面を3つに絞ります。
例:メール
- Thank you for your email.
- I’m afraid I’ll need more time to finish this.
- I look forward to hearing from you.
例:会議の最初
- Can you hear me clearly?
- Let me share my screen.
- Let’s get started.
例:進捗報告
- I’ve finished the first draft.
- I’m still working on the second part.
- I’m a bit behind schedule, but I’ll catch up by Friday.
これらを「ノート1ページ」または「スマホの1画面」にまとめておき、毎日声に出して読む ようにします。
30日が終わったときに、チェックしてほしいこと
最初の30日が終わったら、次の3つだけ振り返ってみてください。
- 英語を触った日数は何日あったか(20日以上あればかなり上出来)。
- 英語で書いた文は何文くらいになったか(数は気にしすぎなくてOK)。
- 「これだけは言える」と感じるフレーズが、いくつ頭に残っているか。
もし全部できていなくても、
- 「0日→10日以上英語を触るようになった」
- 「英語で1文も書いていなかったのが、少しずつ書けるようになった」
のであれば、それだけで大きな前進です。
まとめ:最初の30日は「量より習慣」
最初の30日間で目指すのは、
- 難しい文法を完璧にすることでも
- TOEICの点数を一気に上げることでもなく
「英語を触るのが“特別なこと”ではなくなる状態」 です。
そのためにやることは、シンプルです。
- 1日30分の時間と場所を決める
- 文法1冊+単語+音声で「英語を思い出す」
- 1日3文の英語日記で「自分のことを英語にしてみる」
- 週1回だけ「日本語を挟まずに話してみる」
- 最後の1週間で「自分の定番フレーズ」を5〜10個作る
まずは、この記事を読み終えた「今日だけ」、
- 英語で1文
- 声に出して3文
をやってみてください。
そこから先の29日間は、その「1文と3文」を少しずつ増やしていくだけです。