はじめに:自分ばかり話していませんか?
英語の会議やオンライン打ち合わせで、説明ばかりしてしまい、
- 相手の本音が出てこない
- 「どうですか?」しか聞けない
- 質問がワンパターンになる
と感じることは少なくありません。
この記事では、「意見を引き出す」「懸念を引き出す」「詳細を引き出す」「次の一歩を引き出す」という4つの目的別に、相手に話してもらうための質問フレーズを15個紹介します。
1. 意見・リアクションを引き出す質問
- 意味:〜について、どう思いますか。
- シーン:ストレートに意見を聞きたいときの基本形。
例:
- What do you think about this approach?
この進め方についてどう思いますか。
- 意味:〜について、どんな印象・気持ちですか。
- シーン:数字よりも「感覚」「ざっくりした印象」を聞きたいとき。
例:
- How do you feel about the new schedule?
新しいスケジュールについて、どのように感じていますか。
- 意味:これで問題ありませんか。
- シーン:案やスケジュールを提示したあとに、相手の都合を確認するとき。
例:
- We’re thinking of starting next Monday. Does that work for you?
来週月曜からの開始を考えていますが、ご都合いかがでしょうか。
2. 懸念・本音を引き出す質問
- 意味:〜について、懸念はありますか。
- シーン:相手が言いづらそうにしている不安を、少し後押しして出してもらうとき。
例:
- Do you have any concerns about this timeline?
このスケジュールについて、ご懸念はありますか。
- 意味:何か「しっくり来ない」と感じる点はありますか。
- シーン:論理より「違和感」を出してもらいたいとき。
例:
- Is there anything that doesn’t feel right to you in this plan?
この計画の中で、しっくり来ない点はありますか。
- 意味:見落としている点はありますか。
- シーン:相手からの追加視点・抜け漏れを引き出したいとき。
例:
- Is there anything we might be missing before we move forward?
先に進む前に、見落としている点はありますか。
3. 詳細・理由を引き出す質問
- 意味:その点について、もう少し詳しく教えてもらえますか。
- シーン:相手のコメントを深掘りしたいとき。
例:
- That’s interesting. Could you elaborate on that a bit more?
興味深いですね。その点について、もう少し詳しく教えていただけますか。
- 意味:そうおっしゃるのは、どういった理由からですか。
- シーン:意見の背景・根拠を聞きたいとき(攻撃的にならずに)。
例:
- That’s a good point. What makes you say that?
いいポイントですね。そう感じられた理由を教えていただけますか。
- 意味:具体例を教えてもらえますか。
- シーン:抽象的な話を、より具体的にしてもらいたいとき。
例:
- I see. Could you give an example from your team?
なるほど。御チームの例で、具体的に教えていただけますか。
4. 次の一歩・提案を引き出す質問
- 意味:あなたならどう提案しますか。
- シーン:相手から代替案・改善案を引き出したいとき。
例:
- If this doesn’t work, what would you suggest as an alternative?
これが難しい場合、代わりにどうするのが良いと思いますか。
- 意味:次に何をすべきだと思いますか。
- シーン:次のステップを一緒に決めたいとき。
例:
- Given the situation, what do you think we should do next?
この状況を踏まえて、次に何をすべきだと思いますか。
- 意味:これを、あなた/御チームにとってやりやすくするにはどうすればよいですか。
- シーン:相手の立場に立った改善案を引き出したいとき。
例:
- How can we make this process easier for your team?
このプロセスを御チームにとって進めやすくするには、どうすればよいでしょうか。
5. 話しづらい相手からも引き出す「やわらかクッション」質問
- 意味:何かご意見を共有されますか。
- シーン:発言が少ない相手に、プレッシャーをかけすぎずに振るとき。
例:
- If you’re comfortable, would you like to share your thoughts on this?
もしよろしければ、この点についてのお考えを共有いただけますか。
- 意味:そちらから見て、この案はどう聞こえますか。
- シーン:相手の立場・事情を踏まえた感想を引き出したいとき。
例:
- How does this timeline sound from your side?
このスケジュールは、御社側から見ていかがでしょうか。
- 意味:何か付け加えたいことはありますか。
- シーン:議題を締める前に、言い残しがないか確認するときの一言。
例:
- Before we wrap up, is there anything you’d like to add?
締める前に、何か付け加えたいことはありますか。
今日からのミニトレーニング:自分の「どうですか?」をアップデート
- 最近の会議メモや録音から、「どうですか?」「何かありますか?」と自分が言っていた場面を3つピックアップする。
- それぞれの場面で、本当は「何を引き出したかったのか?」(意見・懸念・理由・次の一歩)を日本語で書き出す。
- 上の15フレーズから近いものを1つ選び、「次回はそれを使う」つもりで自分専用のテンプレにしておく。
次の会議では、「とりあえず Any questions? だけ」で終わらせず、
- What do you think about 〜?
- Do you have any concerns about 〜?
- What do you think we should do next?
のどれか1つだけでも試してみてください。
それだけでも、「説明する人」から「相手に話してもらえる場を作れる人」へ、一歩近づきます。