「〜な気がする」の英語表現:feel / feel like / feel that の違い【ビジネス会議での本音】

はじめに:全部「I think」で済ませていませんか?

英語で会議やオンラインミーティングをしていると、つい何でも I think で意見を言ってしまいがちです。
しかし、feel / feel like / feel that をうまく使うと、「論理的にそう思う」「印象としてそう感じる」「少し控えめな本音」をニュアンスで言い分けられるようになります。
この記事では、この3つの違いを、ビジネス会議でそのまま使える例文と一緒に整理します。

feel「感覚としてそう感じる」

基本イメージ

feel は、「感情や肌感覚としてそう感じる」というイメージです。
I think が「考えとしてそう思う」なら、I feel は「印象としてそう感じる」「なんとなくそうだと感じる」に近いニュアンスになります。

ビジネス例文

  • I feel this approach is a bit risky.
    このアプローチは、少しリスクが高いように感じます。
  • I feel the team is a little overwhelmed right now.
    現在、チームは少しキャパオーバー気味のように感じます。
  • I feel we need more time before we launch.
    ローンチ前に、もう少し時間が必要な気がします。

こんなときは feel

  • データというより、「現場感・雰囲気」に基づいた意見を言うとき。
  • 断定を避けつつ、自分の感覚ベースの本音を伝えたいとき。
  • 「肌感として」「印象として」を英語で言いたいとき。

feel like「〜のように感じる/〜したい気がする」

基本イメージ

feel like は、大きく2パターンあります。

  1. feel like + 名詞:〜のように感じる
  2. feel like + 動名詞(〜ing):〜したい気がする

この記事では、会議・議論で役立つ「〜のように感じる」の方にフォーカスします。

ビジネス例文(〜のように感じる)

  • It feels like we’re trying to do too many things at once.
    同時にあまりに多くのことをやろうとしているように感じます。
  • It feels like the main message is getting lost.
    伝えたいメインメッセージが、埋もれてしまっているような気がします。
  • I feel like we’re focusing too much on the short term.
    短期的なことに集中しすぎているように感じます。

こんなときは feel like

  • 「〜な感じがする」「〜っぽい」と、全体的な印象を言いたいとき。
  • 直訳の「I think that maybe…」より自然に「なんとなくそういう気がする」を言いたいとき。
  • 会議で自分の違和感を、少しやわらかく共有したいとき。

feel that「思う」と「感じる」の中間くらい

基本イメージ

feel that は、「感覚としてそう思う/そう感じる」という意味で、I think that よりややソフトな印象になります。
ビジネスでは、「強く主張したいわけではないけれど、自分はこう感じています」と慎重に意見を述べるときに使いやすい表現です。

ビジネス例文

  • I feel that we’re not fully aligned on the priorities yet.
    まだ優先順位について、十分に認識が揃っていないように感じています。
  • I feel that this solution might be too complex for end users.
    この解決策は、エンドユーザーには少し複雑すぎるかもしれないと感じています。
  • I feel that we should get more feedback before making a decision.
    決定する前に、もう少しフィードバックを集めるべきだと感じています。

こんなときは feel that

  • I think that よりも柔らかく、自分の見解を出したいとき。
  • 「事実」というより、「自分の感じ方」を前面に出したいとき。
  • 会議で空気を読みつつ、慎重に異論・懸念を伝えたいとき。

3つの違いをイメージで整理する

ざっくりまとめると、次のように使い分けられます。

  • I feel 〜:
    自分の「内側の感覚」としてそう感じる。
  • I feel like 〜:
    「〜な感じがする」「〜っぽい」と、印象・雰囲気を語る。
  • I feel that 〜:
    I think that よりソフトに、「そうだと感じている」と意見を述べる。

同じような文でも、ニュアンスが変わります。

  • I think this plan is risky.
    → 論理的に見て、この計画はリスキーだと思う。
  • I feel this plan is risky.
    → 肌感として、この計画はリスキーな気がする。
  • I feel like this plan is risky.
    → なんとなく、この計画はリスク高めな感じがする。
  • I feel that this plan is risky.
    → 自分としては、この計画はリスキーだと感じています(慎重な言い方)。

今日からのミニトレーニング:「〜な気がする」の言い分け

  1. 最近の日本語メモや会議メモから、「〜な気がします」「〜な感じがします」「〜だと感じています」と書いた/言った文を3つピックアップする。
  2. それぞれが「内側の感覚」「全体的な雰囲気」「慎重な意見表明」のどれに近いかを考える。
  3. feel / feel like / feel that を使って英訳してみる。

例:

  • このスコープだと、少しリスクが高い気がします。
    → I feel this scope is a bit risky.
  • 今の説明だと、メッセージが少し伝わりづらい感じがします。
    → It feels like the message is a bit hard to get across.
  • まだ関係者の認識が揃っていないように感じています。
    → I feel that not everyone is fully aligned yet.

次に会議やメールで英語を使うとき、「とりあえず全部 I think でいいや」ではなく、「いま言いたいのはどのタイプの『〜な気がする』か?」と一瞬だけ考えてみてください。
その小さな習慣だけでも、「I think 一択」から抜け出し、感覚をちゃんと伝えられるビジネス英語に近づいていきます。